就職活動の面接の時、着ていくのはスーツを選び、身だしなみや礼儀マナーに注意を払いますよね?
提出する証明写真を撮影する前にも、面接と同じように、相手側にどういった印象に見てほしいのか、どんな人だと感じてほしいのかしっかりと伝えることが大切です。
写真には、見る人に伝えたり、感じてもらうことが出来るアイテムです。撮影前に伝えたいものが何もない状態では、写真にも感じるものがなくて、見る人にも何も伝わらないはず。
そのための準備として、採用担当者に就職したい熱意が伝わる写真を撮るための就活証明写真で必要なことや心構えをまとめました。
履歴書に貼る証明写真は「初めまして」の挨拶。その挨拶は、相手にとっての第一印象になりますので、証明写真に至るまで決して手を抜かないよう心がけて欲しいと思います。
目次
第1章|証明写真の重要性と第一印象の効果と写真スタジオ選びのポイント
履歴書に証明写真を貼る意味と重要性とは?
就職活動の際に提出する必須書類に履歴書がありますが、どんな会社、どんな種類の履歴書やエントリーシートであっても必要とされているのが証明写真です。
就職に限らずアルバイト、パート等の採用でも日本の企業では証明写真を書類に貼付するのが一般的とされています。なぜ企業に提出する書類に写真が必要なのでしょうか。
証明写真が持つ重要性には大きく2つの意味があります。1つは手続き上の問題で、本人確認の意図があります。
就職活動ではなく日常生活でも、例えば役所で何らかの手続きをする際や売買の契約を結ぶ時、お店でポイントカードを作る際も免許証など本人の顔が確認できるものを求められたという経験は誰もがしているはずです。
住所や経歴などももちろん大事ですが、書類に貼られた写真と目の前にいる本人が同一人物であることを目視で確認できることが日本では最も重要だと思われているのです。
大学受験でも、別の人に代わりに試験を受けてもらう替え玉受験が一時期問題になり、受験票の写真と試験会場にいる本人が同一人物かどうかを丁寧に確認するようになった経緯があります。
本人確認については日本はかなり厳格に考えられている文化かもしれません。
もう一つは選考上の問題で、選考スピードを上げる目的があります。大きな企業になると一度に数百人、数千人の学生がエントリーすることも少なくないため、いかに早く選考を進めるかが人事に求められます。
スピードを優先して適当な選考をするわけにはもちろんいきませんが、写真が人に与える第一印象には様々な種類があり、また写真から読み取れる情報も豊富にあります。
新卒の採用時に人事担当者が履歴書やエントリーシート1枚にかける時間は1分から長くても数分と言われており、いかに写真が与える第一印象が大事かわかります。
書類に記載した他の事項と同じくらい、企業にとって選考対象者の写真は人物を見極める重要な要素であるということを意識しておきましょう。
採用、人事担当者が見る証明写真の第一印象とは?
それでは人事の担当者が証明写真から受ける第一印象にはどんなものがあるでしょうか?
その会社や業種・職種によって求める人材は様々で、時には写真から自分の会社にふさわしいかふさわしくないかをある程度判断できてしまう場合もあります。
例えば、営業職としての採用を検討している会社であれば、多くの場合爽やかで快活な社員を求められます。絶対とはもちろん言い切れませんが、証明写真に写る人物が肩までの長髪で前髪も眉毛までかかっており、しかもぶすっとした硬い表情でいたらどう思われるでしょうか?
一方、髪を短く整え、あるいはきれいに分け、きりっとした明るい表情でいたらどうでしょうか。どちらが採用者として好まれるかは言うまでもありません。
また、人物の顔や表情だけではなく、貼付する写真そのものも重要です。履歴書やエントリーシートには証明写真の貼付欄がありますが、そこから大きくはみ出していたり、写真が曲がっていたり指紋で汚れていたりしたらどうでしょうか。
どんな会社、職種でも、書類作成等の事務仕事がない仕事はほとんどありません。書類一つもまともに用意できない、がさつでいい加減な人物だと思われてしまいかねません。
自分がどの会社を受けるかは関係なく、写真を丁寧に貼付するのは書類作成上の大事なポイントの一つと言えるでしょう。
そして言うまでもありませんが服装も重要です。社会人になれば通常の民間企業であれば多くの会社はスーツを着ての勤務になるはずです。証明写真は基本的に就職後に働いている自分の姿をイメージした服装で撮りましょう。
とはいえ、写真のためにわざわざ高級なスーツを用意する必要は全くありません。就職活動中に着用しているリクルートスーツで十分です。また、選考を受ける会社によっては社員が私服で勤務しているところもあります。
そういう会社だからといって私服の写真を提出するのは非常にリスキーですから、社会人としてきちんとした服装で撮影しましょう。
好印象の基準はどこで決まるのでしょうか?
証明写真で良い印象を採用担当者に与えるにはどうしたら良いでしょうか?
先ほど営業職であれば爽やかで快活な印象が好まれると書きましたが、営業に限らず活発な人物であることがわかるような写真、表情は基本的にどんな会社にも好印象です。
髪型だけではなく口角を上げて目を見開き、力強い印象を与えるのも効果的です。
表情や髪形に加え、姿勢と服装にも気をつけましょう。姿勢は猫背にならないよう気を配る必要があります。
特に普段から姿勢の悪い人は背筋を伸ばしたつもりであっても、出来上がった写真を見ると猫背のままになっていることが少なくありません。
猫背は不安げな、自信のなさそうな人物に見えてしまう写真になるので、多少極端なくらいでも背筋をぴんと張り、顎を引いてきれいな姿勢で写ることを心がけてください。
服装はシャツのしわに注意です。写真スタジオなどで撮影すると、スマートフォンのカメラや証明写真の無人機よりも細部まではっきりと写ります。
よれよれのシャツや、くたびれたジャケット、ネクタイのズレや緩みがくっきり見えてしまうことになります。証明写真を撮影する際に着る服はきちんと事前にクリーニングに出しておくなどすれば良いでしょう。
どんなに良い表情で写っていても、服装が乱れていては清潔感が損なわれしまうことに注意です。
そして写真自体も、自身で撮影した写真や無人機で撮った写真を使わず、写真スタジオを利用しましょう。
就職活動用の証明写真を専門としているスタジオも今は各地にありますし、費用もそこまでかかりません。
スタジオで撮った写真は、無人機やデジタルカメラ等で撮った写真と比べると違いが一目瞭然です。
写真全体の明るさがまるで違いますし、既に書いたように細部までもはっきり見えます。
採用担当者からすれば、書類用の写真をきちんと用意してきたことがわかりますし、また隅々まではっきり見えてしまうことで髪型や服装、表情までしっかり準備してきたことが逆に良く見える結果にもなるのです。
就活で証明写真を撮る時期はいつが良いか?
それでは就活写真はいつごろ撮れば良いのでしょうか。スタジオを利用するとなると予約やお店に行く時間、出来上がった写真の現物やデータを受け取る手間などが発生するため、できれば早めに用意したいものです。
今はエントリーの解禁が3月ですから、それまでには手元に用意しておかなければなりません。
提出の1週間前にあれば安心ですが、だからといって直前に撮影の予約をするのはおすすめできません。
就職活動をする学生が一斉にスタジオを利用し、予約が取れない可能性もあるからです。何よりこれから社会人になる人間として、早めの行動を心がけなければいけません。
ではどのくらいの時期かというと、就活解禁前の年末年始が意外とおすすめです。
3月がエントリー解禁ならその前の12月から1月くらいとなります。
年末で誰もが忙しい時期ではありますが、この段階で就活写真を用意している学生はそこまで多くないので余裕を持って撮影に望めます。
ただし、早めに用意しすぎてはいけません。というのも履歴書やエントリーシートに貼付する写真には必ず撮影時期の指定があります。
最も多いのは「3ヶ月以内」もしくは「6ヶ月以内」ですが、これは撮られた時期と離れすぎていると本人の容姿が変化している可能性もあるため、直近の写真を用意せよという当然の指定なのです。
転職の際やアルバイト・パートの採用、また免許証等に使う写真も3ヶ月程度の指定がされていることがほとんどです。
一度撮影してしまえば、写真スタジオではプリントアウトした現物だけではなくデータ等でも納品してもらえるので、一度に複数社エントリーする場合も困りません。
ただ早めに撮った写真であれば、4月以降にエントリーする会社が3ヶ月以内に撮った写真を求めた場合は再度の撮影が必要になります。公務員試験を受ける場合など、夏から秋以降も就職活動を続ける人なども撮り直すことになります。
いずれにしろ自分が受ける会社や就職活動の計画を早めに立て、写真はいつまでに用意するかを決めておくことが重要です。
撮るならどんな写真スタジオがおすすめ?撮影スタジオ選びのポイントをご紹介。
証明写真の撮影では、写真スタジオ選びも重要です。せっかく手間とお金をかけて、大事な就職活動のための写真を撮るのだから、面倒でもスタジオはきちんと選ぶことが大切です。
スタジオ選びのポイントはまずしっかりとそれぞれのホームページを見ることです。
自分の住む街や近場の写真スタジオを中心に何点か見比べてみましょう。おすすめは就活で使用する証明写真の撮影実績が豊富で、しかもホームページにきれいに撮れている写真が何点も掲載されているスタジオを選ぶことです。
スタジオによってはウェディング関係や七五三等の家族写真が専門だったり、就活写真を撮った経験が全くないこともあります。
実績に自信があればホームページ上に実例が何枚も掲載されているはずですし、親切なスタジオなら就職活動中の学生向けの案内等もあるでしょう。
また、撮影中と撮影後に関するサービスの内容も確認してください。専用の撮影スタジオがちゃんと用意されていて、現場のモニターで撮った写真を確認でき、納得のいく写真に仕上がるまで撮影ができるかどうか。
また、黒髪補正など撮影後の写真の修整はどこまでできるのか、またオプション料金はどのくらいなのか。可能な限り学生に親切なサービスを用意しているスタジオを選びましょう。
就活写真を中心に取り扱っているスタジオも中にはあり、サービスの充実しているところだと専用のヘアメイクやスタイリストがいます。
そういうスタジオではスーツの着こなしアドバイスや受ける会社の業種・職種によって何タイプも撮り分けてくれることもあります。
オプションをいくつも選択するとどうしても料金がかさんでしまいますが、知人の紹介で行くと紹介割引が適用されるケースもあります。
就職活動をともにする友人と一緒に行くのもいいかもしれません。
良い写真スタジオを見つけたら、多少遠方でもためらわず行くことをおすすめします。
人生を左右する大事な写真になるかもしれないので、近場や地元の写真館で簡単に済ませようと思わず、時間をかけて丁寧に良心的なスタジオを探しましょう。
就活生なら気になる情報|就活写真にかけるお金はどれくらい?
就活の証明写真にかける費用は、どれくらいだと思いますか?
とにかく安く済ませたい!高くてもちゃんと撮りたい!
みなさん、それぞれの考えがあって写真を撮っているかと思います。でも先輩や、他のみんなは履歴書やESの写真はどうしているのか気になるところですよね。
そこで今回は、色々な就活向けサイトなど色んな証明写真の費用に関する情報をまとめた就活証明写真にかける費用の相場についてご紹介したいと思います。
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